デジタル社会の拡大に伴い、ソーシャルメディアは私たちの日常に不可欠な存在となりました。総務省が発表したデータ(2023年)をもとに、日本国内のソーシャルメディア(SNS)利用状況とそのトレンドの状況をご紹介します。最後に元データも添付しています。
目次
主要ソーシャルメディアの現状
以下に、主要なプラットフォームごとの現状と利用動向を解説します。
1. LINE
日本国内で最も利用者が多いプラットフォームの一つで、全世代に浸透しています。
利用用途:日常的なメッセージのやり取りだけでなく、公式アカウントやLINE Pay、LINEショッピングといった多機能なサービスが支持されています
- 特徴:他プラットフォームに比べ広告が控えめで、ユーザー体験が重視されています。特に中高年層には欠かせないツールとなっています
2. Twitter(X)
ニュース収集やリアルタイムでの情報共有の場として活用され、日本では政治・経済・エンタメ分野で特に重要な役割を果たしています。
- 利用層:10代から30代を中心とした幅広い層
- 注目点:2023年のリブランディングに伴い、利用者層や投稿内容に変化が見られる点が注目されています
3. Instagram
若年層に強い支持を持つInstagramは、視覚重視のSNSとしての地位を確立しています。特にファッション、料理、旅行、ライフスタイルといったテーマでの利用が目立ちます。
- 利用層:10代から30代を中心とした若年層
- マーケティング:ショッピング機能やインフルエンサーマーケティングが注目されており、企業も積極的に活用しています。
4. TikTok
短編動画プラットフォームとして急成長を遂げ、特に若年層の間で圧倒的な人気を誇ります。ダンスやチャレンジ動画、解説コンテンツなど幅広いジャンルが共有されています。
- 利用層:主に10代から20代前半の層に強い支持
- 課題:プライバシーと安全性の懸念が依然として残るものの、エンタメ性と拡散力の高さが評価されています。
5. Facebook
ビジネス利用が中心で、主に30代から50代以上の層に利用されています。イベント管理やグループ機能が人気です。
- 特徴:安定した利用率を維持しているものの、若年層の利用は減少傾向にあります。
6. YouTube
YouTubeは、幅広い年齢層に利用されており、特に20代から30代の若年層を中心に支持されています。動画コンテンツの配信や視聴に特化しており、エンターテインメント、教育、音楽など多岐にわたるカテゴリが揃っています。
- 利用層:20代から30代を中心に利用されている
- 特徴:短尺動画の人気が増す中、YouTube Shortsが新たなトレンドとして台頭。一方で、従来の長尺コンテンツも引き続き多くの支持を得ています。
7. ニコニコ動画
ニコニコ動画は、ユーザー参加型の文化が根付いており、コメント機能を活かした双方向のコミュニケーションが特徴です。主に10代から20代のアニメ、ゲーム、音楽ファンに人気があり、独自性のあるコンテンツが多いプラットフォームです。
- 特徴:かつては国内動画市場をけん引していましたが、現在は他のプラットフォームに押され利用者数は減少傾向。それでも熱心なコミュニティが一定数存在し、ニッチな支持を保っています
- 利用層:10代から20代がメインで利用している
年代別の利用傾向
- 10代・20代:TikTokやInstagramの利用が圧倒的。動画コンテンツの短時間消費が主流
- 30代:TwitterやInstagram、LINEを用途によって使い分け
- 40代以上:LINEがメインで利用される一方、Facebookも根強い人気

参照:令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書
ソーシャルメディアのトレンド
プライバシーとセキュリティの重要性
フェイクニュースや誹謗中傷への対応が求められる中、ユーザーが安心して利用できる環境整備が各プラットフォームの課題となっています。
ショート動画の急成長
TikTokの成功により、InstagramのリールやYouTubeショートなど、ショート動画形式が他プラットフォームにも広がっています。
ビジネス利用の拡大
企業によるマーケティングツールとしての活用がさらに進化。消費者データを活用した広告戦略が注目されています。
新しい技術の導入
メタバースやAIなどの革新技術が、次世代型のソーシャルプラットフォームを形作る可能性を秘めています。
参照
調査名:「令和5年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」
データファイル:https://www.soumu.go.jp/main_content/000953021.xlsx
シート名:「基本調査」
対象範囲:行1054~1404
内容:年代別、学歴別、就業形態別、所得別、都市規模別のデータを含む
まとめ
総務省のデータをもとに、主要プラットフォームの利用状況と特徴、年代別の傾向、さらに2024年のトレンドについて整理しました。
日本におけるソーシャルメディアの利用はますます多様化し、年齢や目的に応じて使い分けられる傾向が顕著です。各ソーシャルメディアのプラットフォームはそれぞれの強みを生かしつつ進化を続けています。





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